加盟工房 - 株式会社 文化財保存

株式会社 文化財保存

株式会社 文化財保存
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名 称
株式会社 文化財保存
代表者
代表取締役 吉岡 宏
TEL
0742-20-6720(奈良本社) / 0742-25-4768(奈良工房)
FAX
0742-20-6721(奈良本社) / 0742-25-4769(奈良工房)
所在地
奈良県
EMail
Webサイト
http://www.bunkazaihozon.co.jp/

当社の工房は奈良国立博物館文化財保存修理所内にある。平成11年11月11日に設立し、令和元年に設立20年目を迎えた。

「文化財保存」という社名には、理想の工房を作る必要があると、志を立てた時の私達の思いが込められている。「文化財保存」を支え発展させるのは『人』である。このことは設立における基本理念であり、将来へ受け継がれてゆかなければならない。

当社は修復部と総務部で構成され、修復部は絵画と書跡に別れ、それぞれを専門とする技術者が担当している。又その両方にまたがる形で保存修理科学を専門とする技術者を配している。

当社においては設立時の基本理念を基に、修理技術者としての正しい倫理観そして理念に基づく『人』が育つ場を目指している。即ち「修理技術と表装技術」、「美術や歴史」そして「保存科学的知識」あるいは「創造力や表現力」、それら全てに均衡のとれた力を持つ人材が育ち、彼ら自身がそのことを自覚し誇りに感じる事を望み目指している。

また当社の大きな柱のもう一つに、工房の設備の充実と環境の整備がある。「安全な修理所」造りへの取り組みである。防犯・火災・地震等に対する安全対策、温度湿度の調整、紫外線・光量のコントロール、害虫対策などI.P.M.への取り組みなどがそれにあたる。それに対しては保存科学担当の技術者を中心として社員全員で計画的に管理している。

さらに大きな柱として、新技術の開発・改良にも取り組んでいる。

  • すでに普及して久しい常温抽出布海苔や本紙料紙欠失部への補填法についても常に改良を重ねるだけでなく、新技術を開発するため枠組みを社内に設置し、より安全で高品質な技術を追求している。
  • 修理記録のデジタルデータ化にも対応し、所有者や研究者との情報共有を重視している。
  • 伝統技術の伝達についても経験年数に応じた技術トレーニングの機会を持ち、安定的な技術継承に努めている。

当社は奈良における唯一の連盟加盟工房として、壁画や寺社の建築彩色の保存処置にも取り組んでいる。絵画・書跡以外にも幅広い分野の文化財に対応するべく地道な努力を続け、この地から日本と世界の文化財の保存と修理に貢献して行きたいと考えています。

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